流れよわが涙、と警官は言った

フィリップ.K.ディック作品、4作品目
・・・だと思う。



第4部構成。
目覚めたら周りの人間が
すっかり自分を覚えていない!
そして公式データからも
自分のものが抹消されている!
さぁどうしよう〜・・・


というところから始まる話。




第2部までが結構面白かった。
話のテンポも、登場人物のキャラクターも。


でも第3部からがくっと何かが変わった。
アリスが絡んできたところ辺りから
流し読み。



ディックはこの作品を書き直しを何度もしたらしい。
後半、それも話の締めを何度も書き直したらしいが
それに伴って第三部も結構いじったんじゃないの?
と思わざるを得ないぐらい雰囲気が変わってしまって。
すこしがっかり。



結局主人公を含めた主要な登場人物たちは
一時的な空間転移をしていました〜ということだったのだけど
その理論も全然頭入ってこなくて!



愛と悲しみについての話だということだけど
私はそれ以上話の設定や登場人物の濃さに押されていたのかなぁ。
その二つについて、読んでいる最中に
もう少し理解が出来ていれば、第3部も楽しめたのかな。




大分たまりました。
残るはアジャストメント・・・・と、未来医師。
ランキングでは、
アンドロイドは電気羊の夢を〜が1位。
ユービックが2位かなぁ。
いや、アジャストメントの中に収録されていた
「ウーブ身重く横たわる」が2位かもしれないなぁーw





流れよわが涙、と警官は言った (ハヤカワ文庫SF)


2011.11.29 読了