面白いことをとことんやれば、「起業」は必ずうまくいく。

フレッシュネスバーガー創業者、栗原幹雄氏の著作。
ちなみに、氏は「ほっかほっか亭」の社長もしてました。



「起業とは何たるやッ」と気合入れて書いているって言うより、ビジネスって面白いんだよ〜。面白いこと仕事に取り入れればもっと面白いんだよ〜。だって人生楽しくなきゃ☆みたいなことを地でやってる人。あれ、こんな人近くに居る気がする・・・



著者が仕事楽しくするために心がけていること、会社経営で気にかけていることなどが軽い調子で書かれている。ちゃらいってワケじゃないんだけどさ。そして、大学卒業から上場企業への就職、そこからの「ほっかほっか亭」創業⇒フランチャイズ化・・・からの、フレッシュネスバーガー立ち上げ⇒フランチャイズ化にいたるまでの氏の考えやその時々の心境などが書いてある。


「儲けがしたくて、独立、フランチャイズ化したわけじゃない!人の喜ぶ顔が見たくて、自分が楽しみたくてやってたんだ」っていうソウルフルな叫び。活字を通じて伝わってくる不思議。


やりたくもないのに、といいながら仕事をしている人がいる。世の会社員はもしかしたらほとんどがそういう人かもしれない。”やらされ感”で仕事をしていては、成果は上げられないのは目に見えている。


仕事は自分で掴むものだ。もしやりたいことがあるなら、自分の責任で掴み取る努力をしよう。そういう覚悟で掴んだ仕事なら、容易に諦めたりしない。つまり、”やらされ感”ではなくて、”やりたい感”で仕事をすることが大切だ。好きなことや関心があることを仕事にするのが一番強い。


(中略)


たいていのことは真剣に取り組めば取り組むほど、楽しくなるものだ。その間に、これ、というものを見出したなら、迷わずにそれに取り組むことだ。仕事も人生も、瞬発力が大事だ。


(中略)


まず、やってみて後で軌道修正すればいい。
自分の意思で行動を選ぶことが大事なのだ。
(p.204〜5抜粋)


大体、この本が言いたいことはここに凝縮されてる。そして、仕事を効率よく運び、楽しくさせるために必要な”アイディア”を生み出すためには、遊びも必要だと述べてる。遊びも仕事も楽しめる人は人生そのものをめちゃくちゃ楽しんでるんだろうな。



今まで読んできた経営の本、経営者の本などに書いてあることがほとんど同じで面白かった。そして何より、氏のいう「面白いことをとことんやる」これに尽きることがヒシヒシと伝わってきた(笑)やっぱり会社一つ運営するにはそれなりの元気と、楽しむ心、そして何より商売するに当たって”人様を喜ばせることのへの楽しみ”を見出す心が必要だと学びました。まる。


オリジナリティ【Originalty】(広辞苑第五版)
独創。独創性。創意。

あえて半分の人に嫌われて、「オリジナリティ」で勝負するということは、他との比較ではなく、”これじゃなきゃ”と選ばれる魅力を備えるということだ。それが”オリジナリティ”の本当の意味であり、強みなのである。(p.135〜136)


オリジナリティってこういう解釈でよかったんだ〜とちょっと肩の荷が下りたような、乗っかったような。笑”この言葉、いただきました。ごちそうさまでした。



面白いことをとことんやれば、「起業」は必ずうまくいく。
著者: 栗原 幹雄
アスペクト

面白いことをとことんやれば、「起業」は必ずうまくいく。 フレッシュネスバーガー社長の現場的発想法
面白いことをとことんやれば、「起業」は必ずうまくいく。 フレッシュネスバーガー社長の現場的発想法