成功をめざす人に知っておいてほしいこと(追記)
世の中にはたくさんの入門書がありますが、それらすべてを読むのではなく、その中の一冊を熟読したほうがいい。これだ、と思う一冊を。
昔読んだ農業経済学の本にこんな感じのことが書いてあった。
あやふやな記憶ではあるけど、要は『入門書なんてどれも似たようなことが書いてあるからその中から自分の一冊を見つけ出し、よく読みなさい。入門書を何冊も読んでいる時間があったら、一冊に時間をかけて理解を深めよ』ということ。
最近、自己啓発本がたくさん出ていて、棚を埋め尽くすその類の本にどれを読んでいいものか迷う。それでも、今回の本はアタリだったかな。
米国でのバスケットボール名監督、 リック・ピティーノ氏が著した本。
この本を読んで思ったのは、こういった類の本も農業経済学の入門書と同じように強く心の支えになる一冊があれば良いんじゃないか?ということ。
・・・その一冊を探すために、人はこの手の類の本を買いあさるのかもしれないけど・・・
そして、実践的に語られている本がいい。例えばの話でも、空想の話より過去の時代に実際起こったことが述べられていること。そして著者(書き手)がその「リアル」に関わっていること。・・・いまや多くの本がそれに該当しそうだが。
この本には「成功するために」なにをすべきか?ということが書かれている。自尊心の保ち方、コミュニケーションの方法、努力とはどういうものか・・・などなど。
まず、「成功」とは何か?というところから始まるが、それは自分自身の夢を叶えることと定義してある。(この類の本の目指すところはいつも同じだ)
夢をかなえるためにすべきこと。それは努力を怠らないこと、これに尽きるらしい。本書を読んでいるとそう感じる。
努力嫌いの私からすれば「拷問を受けよ」と言われているような気分。しかし、今の自分を振り返ると自分が求めているものは、やはり努力(時間・物・気持ち)を対価に払わなければ手に入れられないものがほとんどであると気がつく。それが目に見えるものでも、そうでないものでも・・・
著者はバスケのコーチ(監督)。この本を読んでいると、一対一でコーチに教えてもらっているような気分になる。笑