アナと雪の女王

なぜエルサはあの雪山で凍死しないのか


あらすじ
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姉のエルサと妹のアナは、王家の美しい姉妹。
しかし、触れるものを凍らせる“禁断の力”を持つエルサは、自分の意志に反して真夏の王国を冬に変えてしまう。

雪の女王”となり、行方を絶った姉と王国を救うため、山男クリストフとその相棒のトナカイのスヴェン、
“夏に憧れる雪だるま”のオラフと共に雪山の奥深くへ旅に出るアナ。


彼女の想いは、姉の凍った心を溶かし、世界を救うことができるのか?


引き裂かれた姉妹の運命は?すべての鍵を握るのは“真実の愛”……。

http://movie.walkerplus.com/mv53746/
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興行収入がすでに223億の作品。
前作の「シュガーラッシュ」が30億円。
前々作の「塔の上のラプンツェル」が26億。
これだけでも相当な売上上げていることがよーくわかります。
なんでこんなにヒットしたんだろう〜
(http://www.eiren.org/toukei/index.html)


この作品が公開する前、主題歌である「Let It Go」を
本編映像と共にただ流すだけのCMが劇場で流れていたよねー
あれが結構新鮮で好きでした。


話題になるからこそ色々と取り上げられていますが
それだけ観客側に見解の幅を持たせることができる作品である限り
やはり優れている部分が多いのかなぁと思います。


ダブルヒロインインパクトや、
「本当の愛」に込められたメッセージなど
ネット上で話題に上がっている項目をあげればキリがないですが、
私はあえて姉妹愛の観点で見てました。

微笑ましい家族愛ですよね。
エルサもアナも、お互いが世界にたった一人しかいない家族なんだもの。
家族を愛さず誰を愛するのだろう、という。


愛と自由に飢えた人々の話は、
ディズニーが得意とするテーマだと思っていますが
今回の作品は「王子様、早く私を自由の身にして頂戴!」というより
「何で気がつかなかったのだろう!自分から自由を作り出せるわ!」感が
これまでと違ったヒロイン(姫)像で、見ていてとても楽しかったです。


なにより、ディズニー作品がヒットするキーポイントは
自分自身のことに盲進する主人公ではなく、
彼らをフォローするチャーミングな脇役のキャラクターなのですが。



アナと雪の女王
Frozen
2014
クリス・バック
ジェニファー・リー