クロニクル
力の支配力
あらすじ
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高校生のアンドリューは、大酒飲みで暴力的な父親、
病気で寝たきりの母親のもと、学校でも一人ぼっちで過ごしていた。
アンドリューはそんな生活のすべてを、
唯一の話し相手である中古のビデオカメラに語りかけながら記録していく。
ある日、同じ高校に通ういとこのマットが、アンドリューをパーティーに誘う。
インテリで社交的なマットは早速お気に入りの女の子ケイシーを見つけて話し込むが、
ビデオカメラを回していたアンドリューはいちゃもんをつけられて殴られてしまう。
マットとアメフト部のスター選手スティーヴは、
外で泣いていたアンドリューを見かねて、近くの洞窟探検に誘う。
そこで3人は、不思議な物体に触れる。
それをきっかけに不思議な能力を身につけた3人は、
女の子のスカートをめくったり、
駐車してある車を移動させたりと、軽いイタズラを楽しんでいた。
しかしある日、後ろから激しく煽ってきた車を、
アンドリューがチカラで横転させて池に沈めてしまう。
マットとスティーヴは運転手をなんとか救い出し、
チカラを使う際のルールを決めるが、アンドリューは不満を抱く。
やがて空を飛べるようになった3人は、学校のタレントショーで手品を披露し、
アンドリューも人気者の仲間入りを果たす。
しかし、急接近した女の子とのファーストキスで大失敗し、
学校でからかわれてしまう。さらにビデオカメラを内緒で買ったことが父親にばれて殴られ、
母親のために薬を買いに行っても払うお金がない。
人生が思い通りにいかないことにフラストレーションを募らせたアンドリューは、暴走を始める……。
http://movie.walkerplus.com/mv53720/
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映画「アメイジング・スパイダーマン2」で
ハリー・オズボーン役だったデイン・デハーン主演作。
ヘタレすぎて、アンドリュー大好き!
チカラにおぼれちゃうのは弱い人間の特徴だね!!
内向的なアンドリューが彼のいとこ、
友人のスティーブと共に突然手に入れた超能力。
スクールカースト最下位だった彼が、超能力のお蔭でどんどん人気者になっていく。
一躍有名人にもなり、友人も増えて人生満喫コースへ行ったかに見えた彼。
その過程の描き方が凄く共感できて、この映画のトリコに。
”大いなる力には、大いなる責任が伴う”というのは、
「スパイダーマン」の主人公ピーター・パーカーの叔父のセリフだけど、
この映画でもそのセリフの通りに
「大いなる力」に振り回される主人公アンドリュー。
権力でも金でも、これまでなかったものを手に入れてしまうと
人の性格から生活スタイル、思考からすべて変わってしまうことを
ヘタレ視点で描いているのがグッとくる。
最後のバトルシーンは、冷静に見れば「ギャグですか?」と
ツッコミをいれたくなるんだけど、
でも話の流れ上、この終わり方はこの作品のクライマックスを
飾るにふさわしい終わり方なんじゃないかと。
私は好き。
特殊効果がガッツリあったり、
ラブロマンスが色濃いわけでないんだけれども
この作品がとても人気が出たのは、
人間の本質、高校生という若者たちの人生が
良く描けているだからなんじゃないかな。
オズボーンのデハーンはかっこよかったけど
こっちのデハーンもまた味があって良いよ。
クロニクル
Chronicle
2013
ジョシュ・トランク