LIFE!
最高のリフレッシュ映画
あらすじ
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ウォルター・ミティは、毎日、ニューヨーク郊外から地下鉄に乗って
雑誌「LIFE」のオフィスへ通勤、そこで地味な写真整理の仕事をしながら、
何ひとつ変わりばえのない日々を繰り返している。
不器用な性格ゆえに人付き合いが下手で、密かに熱烈な想いを寄せている
経理部の同僚シェリル・メルホフに話しかけることもままならない。
そんな彼の唯一の趣味は、虚しい現実から逃避して突飛な空想に浸ることだった。
空想の世界では、勇ましいヒーローに変身して大活躍、
また世界中のありとあらゆる場所で胸躍るアドベンチャーを繰り広げることもできる。
それがウォルターにとって退屈な日常をやり過ごすための唯一の手段であった。
だが彼がふと我に返ると、厳しい現実が待ち受けていた。
時代が要請するデジタル化の波に抗えず「LIFE」は経営が悪化、
新たなボスはリストラの対象としてウォルターに目をつけていたのだ。
そんな中、ウォルターは「LIFE」最終号の表紙を飾る大切な写真のネガがないことに気付く。
クビを恐れた彼は、冒険家でもある著名カメラマン、ショーン・オコンネルを捜し出し、直接ネガのありかを聞こうと決意。
こうしてウォルターははるばる北極圏のグリーンランドにやってくるが、
あと一歩のところでショーンに追いつけず、
波乱に満ちた旅の継続を余儀なくされてしまう。
空想の中で最愛のシェリルの助けを借り、
ありったけの勇気を奮い起こしてアイスランドの火山地帯を訪れるウォルター。
しかし、突飛な空想をもはるかに超越したこの壮大なる現実の旅は、
彼の人生を一変させていくのだった……。
http://movie.walkerplus.com/mv54250/
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木の木陰、あの川の向こう、地面に空いた小さな穴
子どもの頃、色々なものを見て想像を膨らませたことを思い出した。
空想と現実が区別がつかなくて、
色々な世界が自分の世界の一部だと思っていたような感覚。
主人公ウォルターの妄想癖は純粋な子どもが
そのまま大きくなったように感じられた。
アイスランドの道路をスケートボードで下るシーン、
気持ちが良さそうだったなぁ。
予定調和な映画と評されればそれで終わりなんだけれども
誰しもがウォルターであって、
いつでも自由に自分の世界を広げることができるんだよと
背中を押された気分になった。
空想と現実が良いように混じりあって
夢を見ているような、心地の良い作品。
いやぁロケの素晴らしさが前面に押し出されていて、
わかっちゃいるんだけど自然っていいよなぁと
否応なしに思わされる映画でもあった。
仕事でヘトヘトだった時に見たので
非常に感動してボロボロ泣きました。
ベン・スティラー作品、今後も期待。
LIFE!
THE SECRET LIFE OF WALTER MITTY
2014
ベン・スティラー