トランス・ワールド

店主「きっと君が喜ぶ中身じゃないよ」


あらすじ
***
人里離れた森の中――

夫とドライブ中にガス欠になり、
ガソリンを買いに行った夫を待つサマンサ。

森の中のキャビンに迷い込んだサマンサは、
同じように車のトラブルで
立ち往生しているトムに遭遇する。


最初はトムを警戒していたサマンサだが、
彼の親切さに安心し、一緒に夫を待つことに。


するとキャビンにもう一人、
ジョディと名乗る女が現れる。


彼女は恋人と強盗をした後で、
どうしてキャビンにたどり着いたのかがわからない。
寒さと飢えから、3人は協力し合い、次第に打ち解けていく。


しかし、助けを呼びに行こうと森を彷徨っても、
キャビンに戻ってきてしまい、事の奇妙さに気付く3人。


さらには、3人それぞれが認識している
現在地や時代が全く違うことに驚愕する――。
そしてまた、衝撃の事実が明らかになっていく


――彼らは一体なぜこの場所にたどり着いたのか?

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***


B級映画とそこかしこで
書かれているが、
とても捻られたシナリオ。


特殊セットもなく、CGもなく、
登場人物も10人に満たない低予算映画。
ですが、ストーリーがとても面白くて
だいぶ面白かった。


トムが散策にでかけ、
ぐるっと一回りして
小屋に戻ってきてしまう
ループはとても怖くてゾクゾクする!


そして、出会った3人の時代と場所の錯誤が
分りはじめてからの
ドキドキワクワク感が堪らない。


兵士が出てくるところで緊張感最高潮。
「このままどうなっちゃうのかな」と
思ったら奇蹟の展開!


時代錯誤で出会った4人が
まさかの血縁者というドッキリ。
この展開は思わず「うわぁ」と感嘆。

しかも!
最後の最後でこの映画全体が
ループしているという事実に衝撃!
とにかくこのループに感激…

季節的にも冬枯れの森が舞台だから
肌寒さが良くわかって良いw


しかし、WW2でポーランドドイツ国境の
あの辺出されると「Band of Brothers」の
第6話「衛生兵」を思い出すよね!

あれはベルギーのバストーニュが舞台だし
超雪降ってるから、この映画の舞台となった
冬枯れ林と全然違うけどね!!!!


冬枯れの林より、鬱蒼とした茂みの方が
映画では良く出てくるような気がする…
「テキサスチェーンソー」とかさ。

「ナイト・オブ・ザ・リビングデット」は
あれは冬だっけね。登場人物がコート着ていた気がする。

しかしながら、生きものの存在が
全く感じられない森や林というのは
とても恐怖を駆り立てるよね。



そういえば、この映画に
クリント・イーストウッドの息子、
スコット・イーストウッド出てるよ。

トランス・ワールド
Enter Nowhere
2013
ジャック・ヘラー