スタートレック イントゥダークネス

ベネディクト・カンバーバッチを観に。
監督もJ.J.エイブラムス。



あらすじ
***
SUPER8 スーパーエイト』の
J・J・エイブラムスが名作を
リ・イマジネーションし、
話題を呼んだSFシリーズの第2弾。

宇宙船エンタープライズ号の
船長カークとクルーたちが
さらなる脅威にさらされる姿が
迫力満点に描かれる。

TVドラマ「シャーロック」で
人気のベネディクト・カンバーバッチ
悪役に扮し、彼らの前に立ちふさがる。




西暦2259年。平和を保っていた地球に
突如訪れた史上最大の危機は、
スターフリートの隊員、
ジョン・ハリソンによってもたらされた。

復讐を誓い、たった一人で
戦争を仕掛けてきたハリソン。
ロンドン、サンフランシスコと
急速に広がる地球規模の脅威を前に、
エンタープライズ号船長、
ジェームス・T・カークは、
敵が潜む宇宙の戦闘地帯へと旅立つ。

だが生死を賭けたバトルが展開される中、
カークと仲間たちとの絆が徐々に引き裂かれていく。
ハリソンの過去、そして復讐の真の目的とは何なのか。


地球の存亡と引き換えに、カークが、
そしてエンタープライズのクルーたちが
払わなければならない犠牲は
大きいものであった……。

http://movie.walkerplus.com/mv51950/スター・トレック イントゥ・ダークネス | 映画-Movie Walker
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スタートレック
これが初見だったが
楽しく見れた。

当初は観に行く予定が
なかったのだが
監督がエイブラムスで、
出ている俳優にカンバーバッチの名を
見た時から行こうと決めていた。
劇場CMもかっこよかったー。

たまたま中学時代の友人と
映画を見に行くことが決まり、
たまたまこの作品を見ることができた。



私のスペースオペラのベースは”スターウォーズ”。
その為、それとどうしても比べてしまうかな
という懸念があったものの
あまりそれは気にならなかった。
(劇中最後、スポックとハリスンが輸送船上で戦うシーンは
スターウォーズ”でも似たシーンがあったなと思うぐらい)


そもそも、”スターウォーズ”は割と
ダークな部分が多いというか
基本が闇と光のバトルなんだけど
スタートレック”は、
その根底が全く違うことに驚いた。

自分の言葉でいえば、
「世界のユートピアエンタープライズ号にある」
といったところかな。

アジア系、ロシア系、
いろいろな価値観のある人間(宇宙人)が
一堂にデッキに会して宇宙の旅を一緒にしている。
今でこそ当たり前のような構成も、
この作品が作られた時代背景を考えると
とても崇高な理想を具現化したドラマだったのだなぁと。


初見の人がみても楽しめるように作った作品だけあり、
そこまでマニアックなことは出てこなかった。
どのキャラクターもよく出来ていて、
沢山の登場人物があるのにバランスよく
喋らせて、動かしていた印象が強い。

個人的にはサイモン・ペグがこんな映画に出てるのが
一番の驚きで、役にあった演技が見ていて楽しかった。
弩級艦に移る、ハッチを手動であけるシーンは
あの映画の中で一番ハラハラする良いシーンだったね。


ヴィラン(悪役)を演じたカンバーバッチは
BBCドラマ”シャーロック”でシャーロック・ホームズを演じ
世界中で人気急上昇な英国人俳優。
鼻につくブリティッシュアクセントがいい。

この映画の悪役は、視点を変えれば
仲間を救おうと孤立奮闘するリーダーとも見え、
主人公であるカークが見せる困惑な感情も良く理解できた。

エンタープライズ号の船長であるカークも、
優人種のジョン・ハリスンも仲間の為に
自分を犠牲にする人間なんですねー
立派立派。


どういう立場でいるかによって
守るべき人や貫く正義が変わってくるのは
いつの世も同じことで、
そうした不安定なヒーローやヴィラン
出てくる作品は小説・映画問わずとても好き。
この映画もそういう要素を孕んでいて
とても楽しかった。

逆を言えば、一組織の一船長でしかないカークが
突然襲ってきたアドミラルを拘束しようとするとか
「映画だからな〜」と思わせる展開というか
主人公ご都合主義的な部分もあったんだけどね。


それでもそれぞれのキャラのかっこよさが
際立ってて飽きずに見れた!!
それが一番良かったかな。

真っ赤な植物の惑星とか、
戦争で荒廃した惑星とか、
エンドロールで出てきた色々な惑星が
エセ宇宙好きとしては最高に良かったー


スペースオペラものはやっぱり面白い。


個人的に好感をもったキャラはスポック。
あのバカ正直な理論武装は、
ギャグのようで楽しい。
火山の中に入って行く時の
甲冑のような防護服がかっこよかったー
そして、スポックを演じる
ザッカリーにも好感が持てる。


今回あまり描かれなかった
優人種対人類の戦いも
今後映画に描いてもらえるとすごい興味沸く!


前作の映画ではスポックの星、
バルカンが破壊されるという
設定があるようのなので
改めて観たいとおもう。




監督のJ.J.エイブラムスが指揮する
面白いSF作品が多く世に出回って
いろいろな人が良きSFを知る
きっかけになると良いね。





スタートレック イントゥダークネス
STAR TREK INTO DARKNESS
2013
J.J.エイブラムス