レ・ミゼラブル

なんだろう・・・すべてが神々しい・・・


まず、配役が完璧!という感想。
そして皆が並外れて美しい。
”これがミュージカル映画の最高峰なんじゃないか?”と思わせてくれる最高のミュージカル演出。


放映時間は約3時間。それでも実際はあっという間なんです。
台詞がすべて歌われるという不思議さ。でも違和感のなさを作りだすのはさすが。ミュージカルには疎いですが、この映画は良いものであるというのはよくわかります。


私が映画の最初で涙したのは、配役の完璧さではなく「こんなにも一生懸命に生きていた人たちがいたんだ・・・!」という点。キャラクターたちの命の鼓動が聞こえてくるような演技が最高。次に来た感動は「こんな人を感動させられる作品を作っているキャストが素晴らしすぎる!」という点。私自身、自分の仕事は誰かを感動させる出来になっているか・・・と作品を観ながら自問自答しながら号泣・・・もちろん、ストーリーに感動もしてます。



俳優一人ひとりが輝きすぎて、ここでは書ききれないけれどもキャストが最高だったのがこの作品を成功させた鍵だと。私のバイブルにしている本にも、「船に乗せる船員が航海の成功を左右する」とある。船員選びは生死をわける。トム・フーパーの斬新な撮影方法も、成功してよかったね。



2013年の傑作の一つにカウントしてもいいんじゃないかな。
好きです、この映画。


レ・ミゼラブル
トム・フーパー
2013