アメイジング・スパイダーマン

時代が変われば、求めるものも変わるわけで。


あらすじ
***
13年前に父リチャード(キャンベル・スコット)と母メアリー(エンベス・デイヴィッツ)が失踪して以来、伯父夫婦であるベン(マーティン・シーン)とメイ(サリー・フィールド)に育てられてきた高校生のピーター・パーカー(アンドリュー・ガーフィールド)。


彼は、ニューヨーク市警警部キャプテン・ステイシー(デニス・リアリー)の娘で、同級生のグウェン・ステイシー(エマ・ストーン)を密かに慕っていた。

そんなある日、ピーターは自宅で父親の残していった鞄を見つける。
中には、父の親友であった生物学者カート・コナーズ博士(リース・イーヴァンズ)と父の関わりを記したメモが入っていた。



父のことを知ろうと、ピーターはオズコープ社で遺伝子を研究するコナーズ博士を訪ねるが、そこで遺伝子操作の実験中の蜘蛛に噛まれてしまう。


その翌日、ピーターの体内で大きな異変が起こり始める……。

***



トビー・マグワイアが主人公を演じたスパイダーマンを旧作と呼びます。
ほんとはオリジナルと呼びたいけど、正確にはMARVELのコミックスがオリジナルだからね。


旧作がどの主人公も影を持った人たちだったのに対し、なんだろうこのフランクさ。え、軽くね?軽いよね、君たち・・っていうのが今作品を観た第一印象。



ベンおじさんは、旧作同様の俳優が演じてます。
同じタイトルの映画で同じ役で同じようなシナリオで死ぬ役とはかなりレアな役回りだ・・・と思いつつ。




最近の若い人はこういうストーリーが好きだろうなぁという感じでした。
今の若者にとっては、普通の少年がスパイダーマンになるよりもヘタレがリア充に変身していくほうがインパクトあるでしょう。たぶん。


リア充になるきっかけがスパイダーということで。



旧作では、ピーターの趣味である写真がかなりキーを握ってたけど今回はアクセサリー程度。スケボーもアクセサリーでよかったのに、なぜか存在感あった。




それとコナー博士の設定な。
ハンディからの克服を心の支えに研究に没頭するという設定は、ちょっとずるい気がした。旧作のオクトパスぐらいの純粋な研究者がマッドになるようなほうが、気持がいいのに。
ハンディの設定に甘えるのは、あまり好きじゃない。




旧作のしけった感じがとっても好きだったのに、ポップになっちゃった今回の作品はそれはそれで面白かったよ。んー、特にクレーン90度のシーンは、この作品で唯一鳥肌立ったかな。えぇ、重機好きですから特にね。はは。

3D演出が多くて、あまりに退屈だったし、要所要所の部分で「こじつけだな、おいw」と思わさざるを得ない場面も多々あったけどね。



しかしアンクル・メイとベン・おじさんに免じてすべて赦そうと思う。






スパイダーマンのスーツはいつ見てもかっこいいすなぁ。


THE AMAZING SPIDER-MAN
マーク・ウェブ
2012