勇者の谷

ジョナサン・ストラウド氏が書いたバーティミアス3部作がとても好きで読みました。感想は、バーティミアスで発揮していたあの面白さはいずこに・・・というところ。


ちょっとがっかり。主人公ハリの葛藤や、彼が彼自身と向き合うまでの流れ等々。最後はお化けだし・・・なんかなぁ。ヒーローもののサクセスストーリー(挫折付き)で終わればまだ良いものの、最後にファンタジー要素出てきちゃったから減点w


こういう作品を読むと如何にトールキンの作品が凄いのか解る気がする。ファンタジー要素を出すのであれば、最初から前置き程度にその要素を出すべきだよなぁと思う。


ストラウド氏らしい話の展開、書き方だな、と思いつつ。
もう今ひとつ、作品のスピード感が足りなかったなぁ('A`)





勇者の谷
ジョナサン・ストラウド
理論社