ハリーポッターと死の秘宝

先日見てきました。


あらすじ
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ハリー・ポッターは、17歳に成長。遂にホグワーツ魔法魔術学校の最終学年7年生となったハリーは、親友であるロン・ウィーズリーハーマイオニー・グレンジャーと共に、宿敵ヴォルデモート卿の不死と抹殺の鍵である“分霊箱”を探す旅に出る。


誰からの指導も保護もない中、今まで以上に3人には互いに信頼し合うことが必要だったが、彼ら自身の中に潜む闇の力が3人を引き裂こうとしていた…。次々に起こる試練に耐えながらも、ハリーはヴォルデモートとの最終的な戦いに、かつてないほど近づいていく……。

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ハリーも17歳ですよ。早い。
演じている皆も凄い大人になった。



ハリポタ独特の「ドキドキ」は映画の随所に散りばめられているが、今回の映画はテンポはゆっくり。話も飛躍しすぎず、ちゃんと追いついていける。前作「謎のプリンス」は、これに比べるとかなり酷かった。

そして前々作ぐらいから言われている「暗さ」。今回もばっちり暗いです。暗い、寒い、冷たい、辛いというような感覚を終始感じる。良くあるヒーローもののように、悪者のところへ飛んで行ってさっさと倒して栄光を勝ち取るようなハリーポッターではなく、地道にそして手探り状態で敵の弱点を狙う・・・すごい孤独な作業を永遠とするわけです。




今原作読んでるけど、やっぱり映画と話の流れが違うね。これだけごっそり削っても、ちゃんとストーリーになるのだから逆に感心する。


ホグワーツの絢爛豪華なディナーや装飾、ワクワクする授業風景は残念ながらないけれども、成長したハリー、ハーマイオニー、ロンの拍車のかかった演技が見れた。なんていうか、この映画はハリーポッターのストーリーを楽しむことも一つだけど、成長した彼らの姿を親になったような気持ちで楽しむのも一つの楽しみ方だよね笑



お目当てのドラコ・マルフォイは3カットぐらいしか映ってなかった。悲しかったけど、彼の精神的に弱い部分がとてもよく描き出されていて満足した。またベラトリックス役のヘレナ・ボナム=カーターの演技も最高。あんな悪女にとことんなってみたいね。



これはエンディングに向けての序章。来夏公開のpart2が楽しみ。


原題:HARRY POTTER AND THE DEATHLY HALLOWS: PART I
公開:2010
監督:デイヴィット・イェーツ