Trainspotting

好きだった塾の先生に「ユアン・マクレガーが好きなら観るべき」と進められた映画。当時中学生、半端ない衝撃で眩暈がしたのを覚えている。



あらすじ
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ヘロイン中毒のレントンは、仲間たちと愉快ででたらめな日々を過ごしていた。ロンドンで仕事を見つけたものの、仲間たちのせいで結局クビに。

そんなところへ、売人から大量のドラッグを売りさばく仕事を持ちかけられて……。

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ユアンが若い。若すぎる。何でこんなに若いの。歳とったなーw


十数年前数年前のことなのであまり覚えてないけど、本当に衝撃受けた。ドラッグとか男女のあれやこれやとか・・・まだ知らないことのほうがが多い時代にこの映画を観たので本当びっくりした。「中学生によくこんなの薦めたな」と思ったぐらい。あの時は、若かった。


ダニー・ボイル監督の作品を見ていたら聞いたことのあるタイトルばかりで、驚いた。この人の出世作はこの映画だったんだね。



いまさらこの映画なのは、「今でも覚えているぐらい衝撃的な映画ってなんだったかなー」と考えたときに真っ先に浮かんだから。レントンが便器から顔を出すところ、そこまでの演出に目が点になった。中毒になりすぎて、友人の赤ちゃんが死んでしまうシーンでは「ありえない!」とストレートに絶望の感情に陥ったりとか、あのときのこと良く覚えている。



どのシーンでも一番良く覚えているのは、赤ちゃんが壁伝いに天井にハイハイで上るところ。レントンの頭上に来たところで、顔がありえない方向に向くんだよね。今思い出しただけでもゾッとする。



埃っぽい映像、人間として落ちぶれてしまった人たちの描き方。麻薬にトコトンな姿が狂気的。「こんな世界があるの?」と疑ってしまう、むしろ何が彼らにとって救いになるのか最早わからない。



観たいなーと思って、たまに蔦谷で手に取るけど観る勇気がわかないんだよねー、何故か。果たして勇気を出してまで観る価値のある映画があるのかっていう(笑)余談だけど、勇気を出して観る映画としては「死霊の盆踊り」を越すものはないだろなw



原題Trainspottingは電車オタクの意味っていうのは、皆知ってる知識という認識で間違いない?




原題:Trainspotting
公開:1996
監督:ダニー・ボイル