GOD IN NEW YORK
レイシズム（人種差別）を扱った映画。
そして個人的にムフフ(´ω｀)な映画笑”
あらすじ
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人種も宗教も違う8人の男が、ひとつのオリに放り込まれた！
そこには自分を神と名乗るホームレスの先客が…。
人種のるつぼと言われるニューヨークを、限界ギリギリのきわどいセリフで表現した、ワンシチュエーション・ドラマの新たな傑作!
人種と宗教をテーマに、他人が抱いているイメージとはどういうものかを暴露するストーリー。 通りや近所や、どこかで普通にすれ違ったりする彼らを、一つのオリに入れたらどうなるか。
グラミー賞ベスト・コメディ部門にノミネートされ、ニューヨーク・インディペンデントフィルム&ビデオフェスティバル2002年最高作品賞受賞。
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栃木群馬茨城のくだらない南東北（北関東）の争いに近いものがあるね。地元の人だとこういう表し方が一番しっくり来るのではないでしょうか＞人種差別
宗教が、出生地が、、、同じ人間なのにちょっとでも違えば歴史を持ち出してまでいがみ合ってしまうのかいなーという率直な感想。まぁアジアでも中国人、韓国人と日本人のいがみ合い憎しみあいに近い。
無神論者ぶる日本人が見てもわかんないだろうな、面白さが。ワタシも１００％理解したわけではないけど、この映画の中に出てくる中国系の人の立場もしくは”神”の立場で鑑賞ー。はっきりいってイングランド人がくどいｗｗこの人のうざさは異常・・・だけどイギリス人の鼻にかけたがる話し方が妙にツボ。
アイリッシュ、スパニッシュ、イングランド・・・ワタシからしたら全員白人に見えるのに、「『白人だって？お前はスペイン人だろ？と』差別されたぜ」と劇中の台詞でもあるように見た目白いからといって全て白人とは限らないっていう。興味深いｗ
黒人青年の「Take "B" from "BLACK".It'll be "LACK".Take "W"from "WHITE".It'll be "HITE".Do you understand what i mean!?」「BLACKからBをとると、LACK(欠乏）。WHITEからWをとるとハイ(high)なんだぜ」っていう台詞。そんな言葉遊びにまで差別用語が組み込まれているとやっぱり相当凄いんだなって思った。
神様が「同じパンなのに味を競っている」って、怒れる８人をみて悲しむんだけどほんとそれ。え、同じ人間なのにどうしてそこまでおこんの？って思うのはきっと他人事だと思ってみているから。
社会化の教科書的にいえば”人種のサラダボウル”に集まった全く出生も宗教も違う８人の男たち。それぞれが他人種、他宗教に抱える憤りとか不満とか偏見とか・・・思ってることがぶちまけられてて面白い。
これが全てではないけど、アメリカって実はこんな国なんだよ☆日本以外の国ではこういうこと日常茶飯事なんだよ☆っていうのを知るのにいい映画。
エンディング、神様とついになる「悪魔」が出てきて一人一人に「悪魔のささやき」ならぬものをする。「おぉ、これから面白いこと始まるのかな？！」とwktkしてたら期待したものにならず拍子抜け。終わりも結構「？？？」な気持ちそのままに終わる。そこが残念。
この映画の面白いところは全員のバックグラウンド（逮捕されるまでの過去だったりもする）が見られるところ。コンガ叩きのプエルトリコ人の過去が一番悲しかったかな。でもそれが現実なんでしょう、優しかった親父さんがいつの間にかヤク中になるとか。
あと面白かったのはユダヤ人の描き方。梅毒で自律神経失調症という設定、しかも逮捕要因が売春。自分の中でのユダヤ人のイメージとかけ離れていて、これはこれで面白かった。というか、この「自分の中での●●のイメージ」って差別の一員でもあると思うんだよ、うん。特にこの映画ではそういう台詞とか言い回しが多い気がしたな。
この映画、映像の感じも古臭くて時代を感じた。といっても2003年公開だからそこまで古くないけどね。留置場が舞台、テーマがレイシズム、映像の移りはまるで'80年代。嫌いじゃないけどね、むしろスキかも。始まった瞬間ワクワクしたし（＾ω＾）神様の月に祈ったり、MADな表情見せるところがたまらない（>ω<。）それに、何故かつぎはぎなBGMもいい感じだった。カットが粗くて、BGMが粗いって（笑）あと映りを白を強く出したり、暗さを強く出したりする方法とってて一癖だそうをとしている感があったー
「同じパンなのに味を競っている」
人類滅びる寸前まで、味を競い合うだろうね。不毛すぎる。神はそれを見て暇をつぶしているわけだ。てか人間が生まれる前からずっと暇だったのだろうけどね。だから自分に似た人間を作ったり、海や陸を作ったりして遊んでたんでしょ？人間が塔を作れば「何様だ」と壊したりするし。好き放題し過ぎだろ、神だからってどんだけ傲慢なんだよ・・・あ、だから人間も傲慢なのか。天上界にいるのがそんなに偉いんだったら、地上界でこれだけひしめき合って生産と破壊を繰り返しながら生きている我々もなかなかの傑作だと思うけどね。
この映画を見て「サンテリア」を学んだ。いい勉強になった。
そしてイギリス人がどうも日本人にどこか似ている気がしてならなかった。
"Soccer?ah,you mean football,right?"的な発言、日本人もよくしてそうなイメージ。
