ドラゴンヘッド

こんだけしょーもない映画もそうそうない。
今回は人生の中で見た映画の中で一番つまらないと感じた映画ののレビューをば。


あらすじ
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修学旅行帰りの高校生テル(妻夫木聡)らを乗せた新幹線が、突如の事故でトンネルに閉じ込められる。奇跡的に生き延びたテルは、密室内で狂気の行動に走るノブオ(山田孝之)の魔手から逃れ、同じく生き延びたアコ(SAYAKA)とともに地上へ脱出する。



しかし、そこで彼らが見たものは、世界崩壊後の地球の姿であった…。
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昔妻夫木くんが好きで、この映画も見よう見ようと思って楽しみにしてたんだけど観たらすんごい面白くなくて月光条例読みながら見たよ。


地球崩壊だとか言いながら映像で流れるのは新幹線、灰が舞う地上(日本のみ)、そして殺伐的な人々と最後の富士山の噴火。なんかスケールがちっちゃいし、インパクトのある展開があるわけでもないし、単純に退屈な映画。面白みが無い。インパクトが無くたっていろいろ味は出せるのに、じわじわ出てくる恐怖とかさ、静かな映画でもいい映画は良いの持ってるじゃん?でもこの映画はなんか本当無味無臭に近い・・・


まぁそれでもこの映画の中で個人的に一番面白かったのが、ノブオが覚醒したときかな。ノブオの闇の部分が一気に放出された新幹線の車内のシーンが一番よかったかなぁ。そのあとはほんとー退屈だった。


テルとアコは大地震のせいでトンネル走行中の新幹線の車内に取り残され、強靭な狂人(笑)と化したノブオからも逃げ切り、地上に出るんだよね。んで、喉が渇いたと灰に埋もれたコンビニからテルがもってきた飲み物が伊藤園の500mlのお茶とか・・・しかも500ml。正直萎えるよね。普通水だろ、と。てか500mlって・・・日本の映画はスポンサーに気を使うの当たり前なのかもしれないけど、非常にあのシーンは萎えた。つまらない映画だと思ったね。


CGはすごい凝ってんのがわかったけど、その他の部分は逆に地から入れてないように見えたね。なんで???CGが★★★★★の★5だとしたら、その他の部分はぜんぶ★☆☆☆☆かなぁ



原作コミックは面白いらしいけどね。わざわざ映画にしないでドラマにでもすればよかったのに。




劇中で渋谷が出てくるんだけど、なんかあれもなぁ。
なんかね、ハリウッドの地球崩壊系映画見すぎてるのかわかんないけどなんか足りないんだよね。生きることとか人の理性とかそういうの問いかけた映画なのかもしれないけどもっと手法があるような気がする。なんかただあるものを撮ってるだけ、見えるものを撮っているだけだったよーな。ってあんま偉そうなこといえないけど笑



「退屈」な印象しかなくて、あまり覚えてない。
ただ愕然としたそのコンビニの件はありありと覚えているって言うw



結局監督が富士山が爆発するところを見せたかっただけなかな?って思っちゃう映画。


ドラゴンヘッド
公開:2004
監督:飯田譲治