銀河ヒッチハイクガイド

コメディは苦手だから普段見ないけど、なんだかんだで見た結果、好きになった映画です。


いや、きっかけはどうあれ大切なのは内容だよ!心だよ!


あらすじ
***
銀河を突っ切るバイパス工事のため、突然地球が破壊された。生き残ったアーサーは、ヒッチハイカーとなり宇宙をさまようハメになる。

***

ぴあの映画情報サイトすごいね。
的確で超短文のあらすじだ、これは。笑


これはイギリスのコメディ映画。
有名な銀河ヒッチハイクガイドが原作で、それを映画化したもの。あまり詳しくないけど、これはスピルバーグポール・マッカートニーも愛したといわれる作品です。(そーすは公式ホムペから)



ブラックユーモアというか、皮肉な感じというか・・・くすっと笑えるコメディです。ハリウッドのような下品な笑いはありません。笑



この映画ではあらすじのとおり、地球が破壊されます。
この話では地球上で一番賢いのはイルカになってます。
映画のOPから「え?」の連続で引き込まれるw


SFコメディなんで基本なんでもありw
首が外れたり、みんな毛糸になったり、ドアの開閉音があくびだったり、高機能のロボットが全くニートだったりいろいろあります。地球の破滅だって宇宙空間の高速道路建設のためだもんね、笑える。笑



主人公は根っからの地球人だけど、それをとりまく登場人物はほとんどが宇宙人もしくはロボット。人間の常識お構いなし。未知のことにもどんどん頭突っ込んでく宇宙人たち。


そもそも映画タイトルの「銀河ヒッチハイクガイド」というのは、宇宙をヒッチハイクするための必需品。これのおかげで主人公アーサーは、地球で出会った宇宙人と一緒に地球爆発と同時に宇宙船に拾われることになる。私は宇宙でヒッチハイクって言う発想がまず凄いと思ったね


また映画の細かいストーリーよりも、細部の設定というかサイドストーリー的なものも面白い。劇中では「生命、宇宙、そして万物についての(究極の疑問の)答え」は何か?という問いに宇宙2位にすごいコンピュータが答えていたり、一番賢い生き物がハツカネズミだったり、今までの「人間」の常識では測れないいろいろなことが起こっているw



コメディとして脚色されているのに逆に哲学っぽいところもあったりして、不思議な映画です。原作は王道のSF小説のはずなのに・・・どこで道を間違えた。


とにかくこの映画の主役はマーヴィン(やる気のないロボット)といっても過言ではないね!あのやる気のなさは日本中のニートが参考にすべき。いや言いすぎだな、なんていうかとにかくやる気のなさは「宇宙一」だと思うよ。なんかロボットなのにやる気がないって笑えない?w


そしてこの映画を観ると月を思い出す。チーズとフランスパンと宇宙が好きだったあの人も思い出す。今は何してるんだろう。


銀河ヒッチハイクガイド
公開:2005
監督:ガース・ジェニングス