Dairy of the Dead

ジョージ・A・ロメロ監督作品。
Night of the Dead
Dawn of the Dead(邦題:ゾンビ)
Day of the Dead
に続く第4作目。


今回のこの映画では、いつものように、主人公たちは逃げまくり、ゾンビによる追いかけっこ、逃走劇が行われます。


「まってました」という感じ。
今まで一通り見てきた中で、この作品への期待も増すことは必然。


今回の主人公は大学の映画サークルで監督を志望する男子大学生。
仲間たちと森でホラー映画の撮影をしているさなか、ゾンビ大量発生のニュースをラジオで聞く。

居合わせた顧問である教授が「このあたりにもそういった異常者(ゾンビ)が居るという事が一番恐れられることだ」と言った事から、キャンピングカーにみなで乗りこみ脱出と実家への帰省を試みようとするところから話が始まる。

逃げる最中も撮影を続ける主人公とそれに対して初めは苛立ちを募らせる他のメンバー。


彼らは一見して生きている人間に見えるゾンビを、「人間」と「人間ではないもの」として認識することがなかなかできずに途中で心を病んでしまうメンバーが出てきたり、逃げ込んだ先でもゾンビ騒動があったり、助けてもらった盲耳の老人が自分を犠牲にして目の前で死んでしまったり・・・

そして最後、シェルター持ちの金持ちの同級生の実家へ逃げ込んだが・・・

というのが大まかなあらすじ。


今回のこの作品では、現代が舞台なのでyoutubeによる動画配信や閲覧などが行われていてとても現代的。主人公のハンディカメラを通した映像も多く使われていて臨場感を醸し出されててイイ◎
あと最終的に一箇所に留まるものの、それまで逃げ回る過程がまた新しい。
今まで話の序盤・中盤ですでにどこかに逃げ込んで隠れて戦うのが普通だったから。


ゾンビin病院とか一見お決まりっぽい場所なんだけど、ロメロ監督だと初なんじゃないかな。主人公一行が病院に駆け込むシーンがあるんだけど、雰囲気は出ているし何が起こるかわからないしとにかくハラハラする。


夜の病院も怖いけど、人っ子一人いない病院もそれはそれで怖いんだなぁ、と冷静に映画見ながら思った。笑
当然やっぱり、病院ではゾンビが出てきたり、ゾンビになっちゃったりするシーンがあるのだけどそれはまたDVDでお楽しみくださいw

ロメロ監督の良い所満載でとても素敵なゾンビ作品です。
過去のゾンビ作品の血を滔々と受け継ぎながら、確実に現代っぽい作風になっていてある意味新鮮な映画だったなぁ。


ただ、主人公の彼女の家に着いたときにもっと激しいゾンビ戦があったら面白かったと思う・・・というかそれ以前にもっと道端でゴロゴロゾンビとあってもいいと思ったりもしたかな。


州兵にあったシーンは個人的に好きだねw権力主義っていうの?あぁいう汚れ役はやっぱり州兵とか、兵隊が似合うなw



是非女の子や彼女と見て「きゃーきゃー」「わーわー」言わせながら見てください。



ダイアリー・オブ・ザ・デッド
公開:2008年
監督:ジョージ・A・ロメロ