ホビット 竜に奪われた王国

I'm so glad to see you again, Legolas.


あらすじ
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魔法使いガンダルフに誘われ
トーリン・オーケンシールドら
13人のドワーフたちとともに、
巨大な竜スマウグに奪われた
ドワーフの王国エレボールを取り戻す旅に出た
ホビット族のビルボ・バギンズ

臆病だったビルボは、
旅を通じて自分にも知恵や勇気があることに気付き、
ドワーフたちと固い絆で結ばれていった。

獰猛で巨大なクモの群れの襲撃、
ドワーフたちと因縁のある森のエルフとの遭遇、
急流を下りながらのオークとの死闘など、旅路は困難を極めた。

それでも彼らは目的を果たすため、
恐ろしいスマウグがいるはなれ山の荒れ地を目指す……。

http://movie.walkerplus.com/mv51513/
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J.R.Rトールキンの世界観にまた圧倒されて終わった…
BBCドラマ「シャーロック」主演の二人が
ここでも共演していて。
イギリス色が強い俳優陣。

またもや「音楽が良い映画は中身も良い映画理論」が
展開されそうなエンドロールのケルティックミュージック。
ロード・オブ・ザ・リング」とこの「ホビット」で繰り広げる
ピーター・ジャクソンの仕事ぶりは最高。


これは是非とも「バッド・テイスト」を見なければ…


ホビット」映画化で一番楽しみにしていた闇の森の再現。
スランドゥイルの器の小ささ。でもエルフは美しかった…
もともとは「緑の森」と呼ばれた北のエルフの王国の王子、レゴラスも登場。
なんという感動的なシーンだろう。

レゴラスの意味は「緑の葉」。
もともとは闇の森ではなく生きる緑の森だったんだね。


そして何度見てもスランドゥイルはルシウス・マルフォイでした。


ウリエルが劇中で「汚れたエルフ」などと発言していて
気になって調べたところシルヴァン・エルフとのこと。
ハリ・ポッターに毒されていたので
「汚れた」ということは「人間との混血」かと思いきやそうではなかった。


レゴラスは後に旅の仲間として生涯の友人となるギムリの父ともここで会う。
ギムリの名前が出るところは、LOTRファンとして嬉しいサービス。


スター・ウォーズC3POR2D2が再会をしたような、あの感覚。
そういえば、このまえエンドアの森となった場所に行ってきて超感動した…


話が逸れましたが


キーリ(ドワーフ)とタウリエル(エルフ)の
淡い恋もいいですね。いっちゃえスピンオフ。


スマウグの声をあてたカンバーバッチは
公開前から噂になってましたが、
このまえのスタートレックといい
悪役ばっちりOKだからもっとやっていいよ。


映画もすごく良い所で終わって、第3章が待ち遠しい。
これこそ王道のファンタジーたるものであると
魅せつけてくれるホビット


どんどん暗く重く切なくなっていき、
「これが失敗したら世界の終り」という
絶望的ストーリーのLOTRとは違って、
仲間との結束、ハラハラドキドキの冒険、
様々な種族との交流と戦い、小さき者たちの挑戦…
何より、絵本をめくるような
ワクワクドキドキの気持ちの波を起こす
ストーリーがこの作品とLOTRの違いであり良さだと思う。



ホビット 竜に奪われた王国
THE HOBBIT THE DESOLATION OF SMAUG
ピーター・ジャクソン
2014