ゾンビランド

痛快w


あらすじ
***
新型ウィルスの爆発感染によって、
人類の大半が人喰いゾンビとなってしまった世界。

大学生のコロンバスはテキサス州ガーランドでも
数少ない生き残りの一人だった。

臆病で胃腸が弱く、引きこもりでネットおたく、
当然童貞の彼は“生き残るための32のルール”を作り、
慎重に実践して生き延びてきたのだ。


そんな彼が両親の住む
コロンバス州オハイオへと向かう旅の途中、
屈強な腕力と抜群の射撃テクニックを持つ男、
タラハシーと出会い、彼の車に同乗させてもらう。

タラハシーは過去の辛い経験からゾンビを心底憎み、
ゾンビを退治することを楽しんでいた。
二人が廃墟と化したスーパーで迫りくる
ゾンビたちを倒していると、
ウィチタとリトルロックという詐欺師姉妹が現れる。

彼女たちは、コロンバスとタラハシー
騙して彼らの武器と車を奪い逃走するが、
やがて安全のためにお互いの必要性を感じ、
行動を共にすることになる。

コロンバスはウィチタから
オハイオが既に壊滅状態であることを知らされ、
実家に戻ることを断念、3人と共に旅を続けることにする。

目的地はロサンゼルス郊外にある遊園地“パシフィックランド”。

そこには「ゾンビとは無縁の天国がある」と
噂されており、彼らはその噂にかすかな望みをかけたのだった。
途中、4人はビバリーヒルズの高級住宅街にある
ビル・マーレイの家を物色、いままでの悪夢が嘘のような楽しい時間を過ごした。

そんな中、コロンバスはウィチタに仄かな想いを寄せるが、
姉妹はある朝、男たちを残して“パシフィックランド”へと向かった。
姉妹は貸し切り状態の夜の遊園地で思う存分楽しむが、
付近に蠢く無数のゾンビたちが現れ、姉妹を取り囲んできた。
絶体絶命の危機の中、コロンバスとタラハシーが完全武装で駆けつける。

果たして彼らはこの地獄を生き抜くことができるのか……。

http://movie.walkerplus.com/mv46406/
***

いやもうトゥインキー食べたくなる映画ですね・・・
「あれ、ザッカーバーグなにしてんの?」と思わず笑ってしまった。
実際、この映画は「あれ●●なにしてんの?」と
思わざるを得ない豪華出演陣で、
そういうツッコミを入れつつみるのもまた一興w


コメディものとしては、
ショーン・オブ・ザ・デッド」に次ぐ良作でした。
やっぱりゾンビものの主人公は、
とことん一般人でとことんオタク気質の人間(しかも男性!)が一番合うよね〜



映画そのものは、ちゃんと抑えるところ
抑えてて好感持てました。
例えば、隣人が自室に逃げ込んできたり、
スーパーマーケットやら遊園地などと
ベタな場所ばかりですごくイイw
遊園地のあたりは「サイレント・ヒル」のようでワクワク
今回は主人公の弱点であるピエロでしたけど、
着ぐるみのウサギとか出てきたらそりゃもう静岡ですね。

そして何より、2丁拳銃であの大群をやっつけちゃう
ウディ・ハレルソンが兎角かっこいい
トゥインキーが大好きっていう設定もまた良いよ。


実際は、「電気供給とかガソリンどうしているの?」
なんて考えちゃうんだけど、そんなちゃちな常識はとりあえず抜き!
ゾンビに立ち向かう為の「ルール」の話や
主人公をはじめとした登場人物のキャラクターが面白い。


映画のテンポも良いし、
キャラ設定も上手く出来てるからか
「いやだな」と思うキャラが一人もいない。
誰もが楽しめて、結末にも納得できて、
コメディ映画として綺麗に作られている感が。


褒めすぎかな〜とは思うけど。
全体的にあんまりゾンビっ気がないというか。
ゾンビゾンビしてないっていうか。

もちろん、作中ではゾンビなんていっぱい出てくるんだけど、
基本的に主人公たちの生命の危機を感じないし、
それは「ショーン・オブ〜」を観た時のきもちとすごく似てて
「主人公は死なない」っていう主人公補正を
観る前から理解の範疇に入れてるからなんだろうね。
だからゾンビへの恐怖とか生き残るぜ!的な緊張感を排除して単純に映画を楽しめる。


そして作中の文字が凄くフリンジw
これが意外にかっこよく混じってて、
「いいじゃん、それ」って思っちゃう。




ビル・マーレイがでてる「ゴーストバスターズ


ゾンビランド
Zombieland
2009
ルーベン・フライシャー