パラダイス・キス

すんごく矢沢あい


あらすじ
***
有名進学校に通う早坂紫は、
夢も刺激もない高校生活を送っていた。

受験を控えて成績は伸び悩み、
同級生の徳森浩行への片思いも
何の進展もないまま3年目を迎えた。

そんなある日、紫は矢澤芸術学院、
通称“ヤザガク”の生徒・永瀬嵐から
学園祭のファッションショーのモデルにスカウトされる。

アトリエに連れて行かれ、
嵐のカノジョの櫻田実和子と
女装したイザベラに会うが、
受験のことしか頭にない紫は
「あんたの遊びに付き合っているヒマはない」と言い放つ。


翌朝、紫の教室に嵐たちの
リーダー格・小泉譲二、通称ジョージが現れ、
紫の手を取ると強引に外へ連れ出す。

ヤザガクの教師であり
トップヘアメイクアーティストの
如月星次に紫の髪を切るよう頼むジョージ。

コンテスト形式のショーでは、
ジョージと麻生香が優勝を狙っていた。

既に“Paradise Kiss”という
ブランドで様々な服を創っていたジョージは、
仲間たちと共に手分けしてドレスを創る。

そんな彼らの情熱に
紫は少しずつ心を動かされていく。

上手くいかない毎日を
厳しすぎる母親のせいにしていた
紫だったが「お前の意思はどこにある?」と
ジョージに言われ、彼を見返そうとモデルを引き受ける。

そんな中、紫は母親とケンカして家出、
ジョージのマンションに間借りすることになる。

学校を休学、自立を目指しジョージが
紹介してくれた雑誌のモデルの仕事は
一流のプロたちの現場だった。

紫は遂に夢と出逢えたことに気付き、
さりげなくサポートしてくれる
ジョージに惹かれていく。

だがジョージは卒業後にパラキスを解散、
パリへ修行に行くと宣言する。

ショーの当日。紫はリハーサルで
ランウェイがまともに歩けない。
本番が始まり、ステージに向かう紫の背中で
「自分の足で歩いて来い」とジョージが叫ぶ。

ショーが終われば別れが待っていることを胸に秘めて、紫は歩き出した……。

http://movie.walkerplus.com/mv46913/
***

実和子のキャラデザが
矢沢あいっぽいなーとか
思いながら見てた。

人に勧められて見たラブコメ
これが初めてかもしれない…

思えば、ラブコメやヒューマンドラマ的な
映画もみないことはなかった。
でもなんらかのSF要素がなければ手に取ることもなかった。
ただ、これらのSF要素は
物語を繋ぐための単なるツールなので
細かいディティールまで凝ったものは少ない。


さて


「いいなー」
「青春だなー」
「甘酸っぱいなー」
というのが感想


movie walkerのレビューだと
みんな星3つなのが意外!
こんなもんですか…


加藤夏希がいい味出しててよかった!
そして可愛い…北川景子より好き…
向井さんは演技下手?って
思わせるセリフ回しが多くて
俳優よりモデルの方が
色気出てる気がした。
「ゲゲゲの〜」だと
もっと上手かった印象あるけど…


原作好きな人はキャスティングに
手厳しい意見出してますけど
日本の映画界の、コマーシャル的な作り方だと
キャスティングも必然的にこうなっちゃうと思うんだけどなぁ。
逆に誰だったらしっくりくるのか書いて欲しい…


キャスティングはひとまず置いておき、
映画そのものは女子的な心をくすぐられる
要素が盛りだくさんだったよ!

イケメン登場からの非日常への誘い。
アトリエの細やかなデザイン。
華やかしい世界の裏舞台。
イケメン天才の暗い出生の思い出etc


矢沢あいの世界観は
割と一辺倒だと
思いがちなんですけど
こうして実写化すると
やっぱり「いいな」と
思わせてしまうところが素敵です。



パラダイス・キス
Paradise Kiss
2011
新城毅彦