edit.殺人の追憶

感想。




あらすじ
***
実際に起きた未解決連続殺人事件をテーマにした衝撃サスペンス。

1986年10月23日、農村で若い女性の変死体が発見される。地元の刑事パクは地道な取り調べを始めるが、現場は大勢の見物人で荒らされ、なかなか証拠がつかめない。やがて、第ニの事件が起きてしまう。

そこへソウルから派遣されてきたソ刑事。


二人の刑事は犯人を捜すため、捜査を進めるのであった。

***

途切れない緊張の糸。
最後まで目が離せない展開。
手間暇かけてるなぁと思わせるストーリー。



完全に飲まれてしまって、なんだか最後はよくわかんなくなってた(笑)


「わくわく」
  ↓
「え、この展開?」
  ↓
「なんで?」
  ↓
「うそ・・・(唖然」
  ↓
( ゚д゚)


最後の終わり方、よかったなあ。最初の事件の現場での、少女とのやりとり。不覚にもにやにやしてしまった。



パクとソの対比的な捜査方法も、映画の売り文句にされているけど、その対比があって事件の深さとか、人の心理とか、パク刑事のやり方とか、ギャグかと思うんけどだんだん笑えなくなってくる。


全体的に笑えなくなってくる。(最初から笑えないストーリーだけど)
いつのまにか霧の中にいて、それがどんどん深まってくかんじ。実際には感じないのだけど、とても重い「何か」が体の上からズシンって乗ってるような。気がつくとその「何か」にやられてるの。






なんつー抽象的な書き方でしょう。割とショッキングなので女性に全力でお勧めする、なんてことは出来ぬが、とても濃い作品でした。



殺人の追憶
原題:Memories of Murder
公開:2004年
監督:ポン・ジュノ