グリーン・マイル

今も世界中で
愛するものへの愛を利用し
殺人が行われているんだ




あらすじ
***
1995年。老人ホームの娯楽室で名作「トップ・ハット」を見たポール・エッジコムの脳裏に60年前の記憶が甦る……。


大恐慌下の1935年。ジョージア州コールド・マウンテン刑務所の看守主任ポールは、死刑囚舎房Eブロックの担当者だった。死刑囚が電気椅子まで最後に歩む緑のリノリウムの廊下はグリーンマイルと呼ばれていた。部下は副主任のブルータルはじめ頼れる連中ぞろいだが、州知事の甥である新人パーシーだけは傍若無人に振る舞う。そんなある日、ジョン・コーフィなる大男の黒人がやってきた。


幼女姉妹を虐殺した罪で死刑を宣告された彼は、実は手を触れただけで相手を癒すという奇跡の力を持っていた。彼はポールの尿道炎を治したのを皮切りに、パーシーに踏み潰された同房のドラクロアが飼っていたネズミのミスター・ジングルズの命を救った。

ドラクロアはその翌日処刑されたが、パーシーは残酷にも細工をして彼を電気椅子で焼き殺した。コーフィの奇跡を目の当たりにしたポールらはパーシーを拘禁室に閉じ込めてコーフィをひそかに外へ連れ出し、刑務所長ムーアズの妻で脳腫瘍で死の床にあったメリンダの命を救わせた。

房に帰ったコーフィは、拘禁室から解放されたパーシーをいきなりつかまえるや、メリンダから吸い取った病毒を吹き込んだ。するとパーシーは厄介者の凶悪犯ウォートンを射殺し、そのまま廃人になった。

ウォートンこそ幼女殺しの真犯人だったのだ。ポールはコーフィに手をつかまれ、彼の手を通じて脳裏に流れ込んで来た映像で真実を知った。ポールは無実のコーフィを処刑から救おうとする。だが、彼は「全てを終わらせたい」と自ら死刑を望み、最後の望みとして映画「トップ・ハット」に見入ってから死に赴いた。


それから60年。あのときコーフィが与えた奇跡の力はポールに宿り、彼にいまだグリーンマイルを歩かせしめないのであった。


***

有名で、その名だけ知ってた映画だったが、今回初めてみて、見入った。


最初の言葉は、コーフィーが処刑される前にエッジコムに告げる台詞。




こんなハートフルな刑務所があるんだろうか・・・
看守と囚人の関係なのに、なんだか暖かいのは何故だろう。




グリーン・マイル
原題:The Green Mile
公開:2000年
監督:フランク・ダラボン


映画あらすじ
http://movie.walkerplus.com/mv31420/